看護部からごあいさつ ― 2024年5月
札幌里塚病院は地域医療を担う急性期病院として、また地域住民の皆さまから頼りにされる「かかりつけ医」を目指して日々診療しております。病棟の一部には地域包括ケア病床があり、入院時から退院後を見据え患者さまが一日でも早く住み慣れた場所へ戻れるよう退院支援を行い、切れ目のない医療と介護の継続が適切に行われるよう努力しております。
看護部は病院の理念である「一日一触」に基づき、患者さまの人権を尊重し、やさしさと思いやりのある心で患者さまとご家族さまに寄り添うことを念頭に看護させていただいております。
また、日々変化する医療に対応していくために、職員の研修参加に対して院内の自己啓発助成制度を利用して積極的に学習の機会を提供し、専門的知識と技術の向上にも努めております。
これからも地域の皆さまへ安全・安心・信頼される看護を提供できるよう努力してまいります。
看護部長 鈴木 陵子
2024年2月より副看護部長に就任いたしました濵長(はまなが)と申します。
副看護部長という大役を引き継ぎ、重責に身の引き締まる思いで日々を過ごしております。
「私たちは優しさと思いやりのある心をもって、信頼される質の高い看護を提供します」という看護部の理念のもと、患者さまへの思いやりの心を持ち、安全と安心、信頼を高める看護を提供していきたいと考えております。
また私事で恐縮ですが、私は認知症看護認定看護師でもあります。認知症のある患者さまは治療のため病院に受診や入院をすると、環境変化に伴うストレスを受け混乱しやすくなります。このような認知機能低下のある患者さまご本人・ご家族の思いに寄り添い、安心して治療が受けられるよう、患者さまが持っている力に目を向け、その力を最大限に発揮したその人の望むような医療・看護を提供できるように目指します。
院内の身体的拘束最小化チーム・認知症ケアチームの基本方針「人間としての尊厳を守ります」に基づき、認知症看護認定看護師として「実践・指導・相談」の役割を果たしながら職員一同邁進していきたいと思います。
副看護部長 濵長 暁